FC2ブログ









史上最強助っ人 アンドリュー・ジョーンズ

もっと注目しろよ!
メディアにそんな文句を言いたくなる今日この頃。

この度楽天にやってきた助っ人アンドリュー・ジョーンズは紛れもない超一流のメジャーリーガーです。
であるにもかかわらずちょっと注目度が低すぎるんじゃないかと思うんですよね。
パ・リーグだから?楽天だから?WBCがあるから?
仕方がない部分も多々あるかと思いますが、私感では横浜のモーガンよりも取り上げられてないんじゃないかと思います。
それは酷いんじゃないかと。
そういうわけでAJがいかに凄い選手か振り返りながら、NPBで活躍できるのかどうかも考察していきたいと思います。

通算成績

1933安打434本塁打1289打点 本塁打王1回打点王1回ゴールドクラブ10回シルバースラッガー1回

基本的な成績ばかりですが、これだけ見ても十分凄い。
本塁打と打点は今までNPBへやってきた外国人で堂々の第一位。
メジャーでこれだけ多くのタイトルを獲得した助っ人外国人もNPB史上存在しません。

ホームランの多さやその打撃ばかりが注目されていますが、本当に凄かったのはその守備です。
ゴールドグラブを連続受賞していた10年間は毎年守備範囲を示す指標であるUZRで驚異的な数字をマーク。
MLBのデータサイトFangraphsにおけるFielding(守備)の通算数値では、なんと100年を超えるメジャーの歴史上外野手としてはナンバーワンの数字を記録しています。
要するにメジャーで史上最も守備がうまい外野手といっても過言ではないわけですね。

その総合力の高さは走攻守総合指標のWARにも表れています。
Fangraphs版、通称fWARでは72.1、Baseball‐Reference版、通称bWARでは59.5というまさに超一流の数字を記録。
WARの説明は下記を参照していただくとして、わかりやすいように比較対象を出しましょうか。
現在MLBで最も人気のあるスーパースター、ご存知ジーターはfWAR77.6bWAR69.3、通算612本塁打の強打者トーミはfWAR71.6bWAR67.8、MLBナンバーワンの安打製造機、我らがイチローはfWAR55.8bWAR54.6。
この3人は現役ながら殿堂入り間違いなしとされている偉大な選手達ですが、AJもそれに劣らないような実績を持っていることがわかります(ちなみに年平均及び01年以降の比較では四人の中ではイチローがトップ)。
さらにMLBに興味の薄い方のために日本人メジャーリーガーを例に出すと、野手ではイチローに次ぐ実績を残した松井秀喜はfWAR14.0bWAR18.6、日本復帰で話題を呼んでいる福留はfWAR5.6bWAR3.6、西岡はfWAR-1.8bWAR-2.5です。
あくまでWARにおいてですが、AJは松井の5倍、福留の15倍凄い実績を持つメジャーリーガーだといえるわけですね。
さあこれでAJの凄さはお分かりいただけたと思います。
ではこれほど凄い実績を持つならばNPBでも大活躍間違いなしかというと、そうではないんですね。
既に言われていることですが、衰えてしまっているんです、全盛期よりもずっと。
メジャーに定着した97年以降07年まで10年連続で25本塁打以上とGG受賞を続けていたAJですが、ドジャースに移籍した08年から成績は急落。
原因はいろいろあるんでしょうが一説には調整不足であるといわれています。
イチローがヤンキースと再契約した際に「ポテンシャルだけでやってきたベテランと一緒にしないでほしい」というようなことを言っていましたが、その「ポテンシャルだけでやっていたベテラン」の典型例だということなんですね。
30を越えれば徐々にですが肉体の衰えが始まるわけで、当然若い頃以上にトレーニングやケアに気を使わなければ成績は落ちてしまいます。
あくまで噂ですが、AJはそれを怠った結果まだまだ中堅という年齢で衰えが来てしまったということのようです。

じゃあまったく期待できないのかといえばそうでもありません。
まあ衰えてからの成績もそんなに酷くはないんですよね。
09年からは毎年約300打席で15本塁打前後ですから、まだメジャーでも一年通して出れば30本打てるパワーがあるということになります。「統一球はメジャー球よりは飛ぶ」「NPBは3Aレベル」という通説が真実ならばNPBでは当然30本以上狙えるということになるでしょう。
また昨年は不振でしたが、11年にはOPS.851、10年にはOPS.827を記録していますから、これも通説が真実ならばNPBではOPS.800以上打てて当然ということになります。
今のNPBでならばOPS.800もあれば十分主砲ですよね。
以上を踏まえれば期待値は打率.250HR30出塁率.350長打率.500OPS.850くらいでしょうか。
これだけやってくれれば出費に見合った大活躍だといえるでしょう。
まあいろいろ書きましたが不安と期待は半々といったところでしょうか。
元も子ももありませんが、いくら御託を並べても事前に活躍するかどうかを予測するなんて不可能ですからね。
ただAJは元々オランダ出身、つまりアメリカも彼にとっては異国というわけでそこで結果を出したのですから、適応能力は普通のアメリカ人選手よりは優れているでしょう。
ニック・ダルマー氏の悪夢が再来しないことを祈ります。




※WARとは

選手の勝利貢献度を示す指標。
野手の場合は打撃・守備・走塁を複合した総合力を表します。
シーズン数値が2.0程度ならば平均的なレギュラー並み、3.0程度ならば優秀なレギュラー、5.0程度ならば各チーム野手投手一人ずついるかどうかのスーパースター、逆に0.0程度ならばマイナーから適当な選手を上げてくれば十分代わりが勤まるレベル、マイナスならチームの害になるので下に落とさなければならないレベルだということになります。
通算ならば50.0を越えれば超一流、30.0を越えれば一流といったところでしょうか。
Fangraphs版もBaseball‐Reference版も基本概念は同じですが、算出に使うデータが少し異なっているため、数字に多少の差が出ます。

ちなみにNPBにやってきたメジャーリーガーの中でfWARナンバーワンはAJですがbWARナンバーワンは巨人のあのレジー・スミスです。
スミスはfWAR71.8bWAR60.8ですから、「平均すればスミスが上なんだから史上最強助っ人はレジー・スミスだろ!」といわれてしまいそうですが、タイトル獲得数などはAJの方がずっと多いのでご容赦を。
スポンサーサイト



[ 2013/02/16 19:04 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

スタート

球春到来ですね。

いてもたってもいられずにブログを立ち上げることにしました。

よろしくお願いします。
[ 2013/02/16 18:59 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)